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中川郁夫 氏 プロフィール


概要

最先端技術の研究、ベンチャーでのプロダクト開発と事業立ち上げを経て、デジタル時代の新事業創出の支援を手掛ける。デジタルがもたらす構造変革を独自の視点で調査・分析し、変化をチャンスに変えるイノベーティブ思考による事業企画・事業立ち上げを特徴とする。

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略歴

2021年 一般社団法人DeruQui 設立, 理事就任 (現職)
2021年 株式会社ソシオラボ 設立, 代表取締役就任 (現職)
2020年 株式会社ジンテック 未来ビジネス アドバイザー (現職)
2020年 株式会社エクスモーション フェロー
2019年 株式会社インテック フェロー
2015年 株式会社インテック プリンシパル
2012年より 大阪大学 招へい准教授 を兼務
2012年 Tクラウド研究会(代表 東京大学 江崎教授) 設立
2005年 東京大学より 博士(情報理工学) 取得
2002年 株式会社インテック・ネットコア設立 同社取締役就任
1993年 株式会社インテック入社
 インテック・システム研究所でインターネット技術の研究に従事
1993年 東京工業大学大学院 システム科学専攻修士課程 修了
1991年 東京工業大学 数学科 卒業
1989年 富山県立高岡高等学校 普通科 卒業
1968年 富山県高岡市に生まれる

委員・役職等(抜粋)

杉並区 デジタル戦略アドバイザー (2021〜現職)
総務大臣懇談会 構成員 & WGメンバー (2020, 2021)
高岡市 情報化推進アドバイザー (2020〜現職)
IoTイノベーションチャレンジ 企画委員・審査委員 (2018~)
国家試験 試験委員 (2016〜2020)
参議院議員勉強会 事務局 (2016〜)
総務省ICT国際競争力強化・国際展開懇談会ワーキンググループ委員 (2013,2014)
Tクラウド研究会 発起人・幹事 (2012〜)
総務省 次世代IPインフラ研究会 次世代IP網WG委員 (2004,2005)
e-Toyama推進協議会 発起人・幹事 (2002〜2018)
次世代IX研究会 発起人・幹事 (2001〜2007)
MPLS JAPAN実行委員 (2001〜2019)
学術振興会インターネット第163委員会 運営委員 (2000〜)
富山インターネット協議会 運営委員・運営委員長 (1994〜2012)

著者記事一覧

〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第58回:AI浸透後に広がる社会を妄想する(4)

コラム
<はじめに>「競争力」と「競争力の源泉」について考えてみたい。 「御社の競争力はなんですか?」 「御社の競争力の源泉は?」企業経営者であれば当然のように考えるテーマだろう。だが、明確にこれを言語化するのは意外に難しい。みなさんも、せっかくの機会だと思って、ぜひ…

〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第57回:AI浸透後に広がる社会を妄想する(3)

コラム
<はじめに>情報技術で我々は楽になったのか。パソコンも、ネットも、モバイルも当たり前の時代。コミュニケーションは進化した。では、仕事は楽になったのか。どこにいても通知が飛んでくるようになった。食事中も、休憩中も、寝るときもスマホを横に置いている人は多そうだ。楽…

〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第56回:AI浸透後に広がる社会を妄想する(2)

コラム
<はじめに>蒸気機関は何がスゴかったのだろうか。少しだけ、前回 (第55回) の続きを考えてみたい。蒸気機関の技術的な特徴は「お湯を沸かすこと」にある。というと大したことなさそうだが (笑)。実際、化石燃料で得た膨大なエネルギーでお湯を沸かして大量の蒸気を生成…

〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第55回:AI浸透後に広がる社会を妄想する(1)

コラム
<はじめに>先日、興味深い挿絵(イラスト)を見つけた。1892年、ある週刊誌に掲載されたものらしい。記事のタイトルは “Frank Reade and His Steam Horse”。Project Gutenberg より引用背景にあるのは「蒸気機関」の登…

〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第54回:変化の捉え方 〜 モノを売る or 体験を提供する

コラム
<はじめに>「コールセンター」という言葉にどんな印象をお持ちだろう?先日、とある通販のコールセンターに電話した。定期便の商品を解約しようにも、とにかく電話がつながらない。申し込みは簡単にできたのに(笑)、解約がこんなに大変だとは。結果的に、行政の消費者センター…

〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第53回:変化の捉え方 〜 契約の話

コラム
<はじめに>はんこ押印ロボットの話題を覚えているだろうか。図1. 「はんこ押印ロボット」(インプレス記事参照、*1)2019年の国際ロボット展に興味深いロボットが登場した。デンソーウェーブ、日立キャピタル、日立システムズの3社による、押印ができるロボティクスソ…

〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第52回:変化の捉え方 〜 コミュニケーションツールの話

コラム
<はじめに>とある企業の役員が力強く語った。 「当社は、会議のDX(Digital Transformation)を推進する」検討案は次の通り。 「会議用タブレットを導入する」  → 紙を配るのではなく、電子的に資料を参照できるようにするためさて、読者のみなさ…

〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第51回:変化の時代

コラム
<はじめに>社会人生活30年、振り返ってみると驚くほど多くの変化を体験した。インターネットの登場はその最たるものだろう。入社直後、国内で商用サービスが始まった。続いてウェブ(World Wide Web)が浸透し、検索サービスや電子商取引、SNS(Social…

第50回:変化を捉える視点

コラム
<はじめに>ある経営者の言葉が印象に残っている。文脈は DX(Digital Transformation)だった。 「現事業の収益性を上げることが最優先なんだ。  デジタルツールを導入して自動化すればコスト削減が可能だろう?」別の経営者の言葉も紹介しよう。同…

第49回:顕名化と組織づくりの話

コラム
<はじめに>新たにチームをつくります。あなたはリーダーです。さて、  ・どんなチームをつくりたい?  ・そのチームの特徴は?  ・そのチームが大切にする価値観は?組織づくりは難しい。上記は、第47回で紹介した一般社団法人DeruQuiのワークショップ(以下、D…

第48回:「顕名化と『個別最適化』の話」

コラム
<はじめに>先日、次のような絵を見つけた。みなさんは、以下の絵から何を感じ、何を読み取るだろうか。今の教育システム(*)https://resemom.jp/article/2021/01/18/60019.html(*) https://note.com/j…

第47回:「顕名化と “学び” の話」

コラム
<はじめに>あるところで聞いた言葉が印象に残っている。 「教える場」ではなく「学ぶ場」を。「教育」は「教える側」の言葉のように聞こえる。広辞苑によると「教育」とは「教え育てること。望ましい知識・技能・規範などの学習を促進する意図的な働きかけの諸活動」とある。例…

第46回:「顕名時代の教育」

コラム
<はじめに>「受験」 -  入学や入社、また資格をとるための試験を受けること。いろんなところに「受験」がある。大学受験、高校受験が人生の分岐点になった人もいるだろう。中学受験を経験した人も多い。中には「お受験」がある小学校もあると聞く。「受験」という言葉には苦…

第45回:「データ戦略と信頼モデルの話(5)」

コラム
<はじめに>法務担当の言葉が印象に残っている。20年ほど前、契約文を確認していていた時だった。 「ホントは、信頼できる相手であれば契約書は不要なんですよ。」当時、ビジネス、特にB2Bの世界では契約書は当たり前だと考えていた。だが、信頼できる相手であれば口頭でも…

第44回:「データ戦略と信頼モデルの話(4)」

コラム
<はじめに>スマートグラスに関連するニュースが衝撃的だった。 「最先端の顔認証技術を用いて人混みなどで容疑者を発見できるハイテクのサングラス」https://www.afpbb.com/articles/-/3161548https://www.gizmodo…

第43回:「データ戦略と信頼モデルの話(3)」

コラム
<はじめに>こんな記事を見つけた。 「急な出張が入った。手伝ってくれる人を探している。お礼はする。  ある人から荷物をもらってくるだけ。」ちょっとしたバイト感覚だろう。ネット上で紹介してもらった人から、荷物を運ぶだけで相当額(数万円)のお礼をもらったという。こ…

第42回:「データ戦略と信頼モデルの話(2)」

コラム
<はじめに>その昔「ガマの油」を売る行商がいた。その売り方が面白い。Wikipedia に解説があるので、少し長いが引用してみよう。「香具師は、ガマの油は万能である、と語り、まず止血作用があることを示すために、刀を手に持つ。(中略)このように刀の切れ味を示した…

第41回:「データ戦略と信頼モデルの話(1)」

コラム
<はじめに>高校生の娘がいる家庭に「ゆりかごのクーポン」が届いた。父親は激怒。 「うちの娘はまだ高校生だ。ゆりかごのクーポンを送るなんて、ふざけるな!」後日、様子は一転する。店舗責任者が謝罪の意を伝えた際、父親は次の言葉を口にした。 「私が知らないうちに、娘が…

第40回:「知徳報恩の話(5)」

コラム
<はじめに>名古屋出張時に知人と昼食をご一緒した。食事中に知人のスマホに通知が届く。  「あ。ちょっとごめん。投稿しなきゃ。」スマホを手に取り写真を撮って投稿。なにやら楽しそうだ(笑)。数分後には友達からさっそくメッセージも届いたようだ。なんのアプリを使ってる…

第39回:「知徳報恩の話(4)」

コラム
<はじめに>仲間から嬉しいメールが届いた。  「やっと気兼ねなく飲みにいける♪ 連休明けたら飲みにいこう!」なにやら、連休明けからイロイロと変わるらしい。この3年間、自粛でなにかと会食など、気にすることが多かった。飲み会にお客さんを誘うとか、仲間とカラオケに行…

第38回:「ChatGPTの話」

コラム
<1. はじめに>「すみません!寝坊してしまって遅れそうです。申し訳ありませんが、もう少しだけ待っていてくれませんか?今日のランチを楽しみにしていたので、必ず行きます。もうしばらくお待ちいただけると助かります。」ChatGPT、恐るべし。上記の文章は、注目を集…

第37回:「知徳報恩の話(3)」

コラム
<はじめに>友達が「歯が痛い」と言う。虫歯か?親知らずか?そんな辛そうな様子を放っておくわけにもいかず、Googleの検索窓に「歯医者」と入れてみる。おー。出てくる出てくる(笑)。  ◯◯歯科クリニック  4.0 ☆☆☆☆★ (44) 歯科医院  銀座◇丁目△…

第36回:「知徳報恩の話(2)」

コラム
<はじめに>Google Mapのナビはカシコイ。行き先を入力すると現在地からの経路を教えてくれる。可能な範囲で、複数の代替経路も教えてくれる。有料区間の有無、リアルタイムの渋滞状況、さらには到着までの予想時間まで(下図)。運転時に使ったことがある人なら、この…

第35回:「知徳報恩の話(1)」

コラム
<はじめに>Facebookが「知り合いかも」と教えてくれた写真。顔と名前に見覚えがあった。ネット上で古い「縁」にたどり着くとは。30年近くたっても面影が残っていることに感心しつつメッセージを送る。30年も音沙汰がなかった(いや、連絡手段がなかっただけか)高校…

第34回:「市場構造の変化から考えるポイントサービスの今後 (2)」

コラム
<はじめに>「マイル修行」という言葉をご存知だろうか。航空会社の運営するマイレージサービスで多頻度顧客に提供される上級会員特典 (Frequent Flyer Program) の獲得を目的に有償で飛行機に何度も乗ることを指すらしい。マイル修行はある種のニッチ…

第33回:「市場構造の変化から考えるポイントサービスの今後 (1)」

コラム
<はじめに>先日、友達の買い物の様子を見て気がついたことがある。店員:「ポイントカードはお持ちですか?」友人:「あ。えっと。いや、いいです。」友人の購買行動が変わった。以前、コンビニでは必ずポイントカードを出していたが、最近はそうでもないらしい。先日、「規約は…

第32回:「市場構造の変化とデータ活用モデル(2)」

コラム
<はじめに>友人との会話でよく話題になるネタがある。私 :「ポイントカード使ってる?」友人:「うん。普通に。Tポイントとか。」私 :「ポイント、嬉しいよね〜。」友人:「そうだね。得した気分になる。」私 :「で、もちろん、規約は読んでるよね?」友人:「え? (驚…

第31回:「市場構造の変化とデータ活用モデル (1)」

コラム
<はじめに>友人の行動が面白い。ポイントカードの利用頻度が半端ない。本屋でピッ。コンビニでピッ。レストランでピッ。ホテルでピッ。床屋でピッ。ポイントカードを使う人は多い。日本はポイントカード王国とも言えるほど (ホントか? 笑) 多数のポイントサービスが存在す…

第30回:「市場構造の変化とマーケティングの関係(2)」

コラム
<はじめに>本連載の記事を書くときは、いろいろと調べ物をすることが多い。ネットを検索したり、手元の本を読んでみたり。参照できる情報が欲しくて新たに書籍を購入することもある。実は、Amazonで「あなたにおすすめの本」に出てくるタイトルは参考になる。最近購入した…

第29回:「市場構造の変化とマーケティングの関係」

コラム
<はじめに>”Crazy Ones” (いかれた奴ら) という言葉をご存知だろうか。1997年にスタートしたAppleの有名なテレビコマーシャルのタイトルである。アインシュタインなど、かつてクレージーと呼ばれた偉人を紹介し、「世界は変えられる」というメッセージ…

第28回:「企業の競争力の変化」

コラム
<はじめに>昔、工作が好きだった。小学校のころだったろうか。 「Wow!なんて素敵な本立て。すごく上手!」先生にむちゃ褒められた後は、自己肯定感満載で、ひたすら工作に没頭した。棚を作ってみたり、椅子を作ってみたり。日曜大工の延長線上だが、ものづくりは楽しかった…

第27回:「信用構造の変化」

コラム
<はじめに>落語の「徂徠豆腐 (そらいどうふ)」に「ツケ払い」のシーンがある。上総屋七兵衛 (かずさやしちべい) という豆腐屋が、ある長屋に住む貧乏学者にツケ払いで豆腐を売る。さらに、学者が世の為、人の為に学問に勤しんでいると聞いた七兵衛は、「出世払い」でオカ…

第26回:「デジタル革命と顕名市場」

コラム
<はじめに>とある八百屋さんで、近所のおばちゃんが買い物に来たときの店主の言葉。「息子さん、昨日の運動会で頑張ってたねぇ。今日は大根一本、おまけしとくよ。」お客様のことを良く知ってるからこそできる会話。八百屋さんのような、近所の主婦が主たる客層であれば、こうい…

第25回:「顕名化の意味」

コラム
<はじめに>「ある女の子がお前のことを好きだったんだって」中学3年の冬、友人から衝撃の言葉が。何だって? ある女の子って誰? 好きだった? って、過去形なの? じゃ、今は? わけがわからなくて友人を問い詰めたが、固く口止めされていたらしい。詳しくは教えてくれな…

第24回:「配達は住所から人へ」

コラム
<はじめに>ネットショッピングは驚くほど配達が早くなった。あるサービスでは、購入から最短2時間で手元に荷物が届くらしい。会員向けのサービスだったり、エリアが限定されたり、と条件はある。にしてもスゴイ時代になったものだ。筆者もネットで買い物をする機会が増えたが、…

第23回:「広告ビジネスの構造変化と顕名化(続)」

コラム
<はじめに>筆者はFacebookのヘビーユーザーである。直接の知人、名刺交換した人、講演の聴講者しか承認してないつもりだが、それでも友達の数は2,100人を超える。友達の投稿を読むのも楽しいが、私自身も、毎日数件の投稿をしてイイネの数にドキドキしたりしている…

第22回:「広告ビジネスの構造変化と顕名化」

コラム
<はじめに>知り合いがホームページを作った。Googleに「ホームページ作成」と入力すると、近所の業者が出てきたので頼んでみたのだという。(言ってくれれば手伝ったのに、笑)Googleは優秀だ。入力したキーワードに応じて瞬時に答えてくれる。しかも、欲しい回答が…

第21回:「製品の販売は顧客とのつながりの始まり」

コラム
<はじめに>シューズを履くと自動的に靴紐を調整してくれる。バック・トゥー・ザ・フューチャー2 (Back To The Future Part 2) に登場したシューズは印象的だった。主人公のマーティが2015年にタイムスリップする。未来の街で彼がNIKEのロ…

第20回:「スターバックスの挑戦」

コラム
<はじめに>スイカジュースと酸味のあるパッションティーを合わせたベースに、ホイップクリームをのせる。その上にチョコレートソースと抹茶パウダーをトッピングし、黒と緑のスイカの模様を形づくる。「富山 まるで スイカっちゃフラペチーノ®」<スターバックスホームページ…

第19回:「旅館のサービスに学ぶ」

コラム
<はじめに>地元富山に、たびたび使う宿がある。欧風のオーベルジュで雰囲気も良く、地元の食材を使ったフランス料理のフルコースが最高に美味しい。食べ仲間と一緒に毎年のようにお世話になっていた。(コロナ前までは、涙)常連は贅沢を堪能できる。毎回、食事のアレンジが期待…

第18回:「デジタルで変わる教育のカタチ」

コラム
<はじめに>高校のとき、数学に熱中していた。国語や社会の時間も数学に取り組んだ。人の3倍は時間を使っただろうか。結果、大学入試の共通テストで数学は満点。世界史は1問もわからず、100点満点中28点だった (4択式なので、爆)。一人ひとりに合わせた学びがある。考…

第17回:「あなたの肌に、ピッタリのコスメが見つかります。」

コラム
<はじめに>ZOZOGLASSなるものが登場した。今度は眼鏡か??あのZOZOが新たな取り組みを開始した。本連載の第5回に「個客一人ひとりに合わせた商品」と題して旧ZOZOSUIT (*) とZOZOMATを紹介した。今度はZOZOGLASS。見た目にカラフル…

第16回:顔が見えるニュースサービス

コラム
<はじめに>最近、テレビや新聞のニュースがイマイチ面白くない。興味のある話が扱われていないからだろうか。芸能人や政治家がどうだとか、オリンピックを開催するとかしないとか、コロナで禁酒令+灯火管制がとか……。でも、どう考えてもネットのほうが情報は早いし、広く、詳…

第15回:顔が見える宿泊サービス

コラム
<はじめに>Airbnbというサービスをご存知だろうか。「いや、さすがにAirbnbは知ってるぞ」と怒られるかもしれない (笑)。念のために紹介しておく。Airbnbは部屋や家を貸したいと考える人と、部屋や家を借りて滞在したいという人のニーズをマッチングさせる…

第14回:笑顔で買い物

コラム
<はじめに>一見すると「なんのこっちゃ」と思うタイトルを付けてしまった (笑)。 買い物をするときに店員さんに笑顔で話しかけよう、などという話をするつもりはない。今回も、本連載のテーマである「取引のデジタル化」について紹介したいと考えている。今回の事例は「笑顔…

第13回:ネットフリックスの強みの本質と「つながりの市場」

コラム
<はじめに>“ネトフリ沼” という言葉があるらしい。ネットフリックス (Netflix) で映画やドラマを視聴しているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまう。「沼」に浸かっているかのような、すっかりハマってしまう状態のことのようだ。面白い映画やドラマを視聴し…

第12回:Amazon GOから考えるキャッシュレスの意味

コラム
<はじめに>未来のコンビニを思わせる“Amazon GO” のコンセプト動画を覚えているだろうか。Amazonが投稿したYoutube動画である。レジも支払いもない、斬新な店舗の仕組みで、私などは、ぶったまげて椅子から転げ落ちそうになった (笑)Amazon …

第11回:who, when, where, … 顕名を前提とする鍵の仕組み

コラム
<はじめに>私が学生のころ (今から考えると何十年も前か、笑) の話である。一人の知人が言っていたことが興味深かった。一人暮らしだった彼の部屋に、よく彼女が遊びに来たと。合鍵を渡して部屋を片付けてもらったり、手料理を作ってもらったり。まぁ、結構な話である。とこ…

第10回:PoS (Point of Sales) から PoU (Point of Use) へ

コラム
<はじめに>コンビニでお弁当を買うときは、レジでお金を渡すことでお弁当が自分のものになる。お客様が誰かによらず、モノとカネを交換することで取引が成り立つ。この連載で何度も紹介してきたように、匿名取引の基本的なスタイルである。PoS (Point of Sale…

第9回:キャッシュレスの先にある「世界観」

コラム
<はじめに>“MagicBand”には衝撃を受けた。はじめてその概要を知ったのは2014年だったろうか。米国フロリダにあるWalt Disney World (以下、WDW)で使える魔法のリストバンドである[1],[2]。これを身に着けているだけでWDW内の様…

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