導入の背景
日本国内に約870店舗*を展開する国内最大のメガネ専門店株式会社パリミキでは、購入したお客さまに対してバースデーDMを送付しています。これは来店促進のために1998年から配信しているものですが、お客さまが引っ越しされることで起こるDMの返戻問題を解消したいと考えていました。
*2014年3月31日現在
導入サービス内容
まず、ジンテックが毎月更新する電話番号情報データベースを活用し、バースデーDM配信リストに対してクリーニングが行われます。その中で「電話が使われていない」「移転アナウンスが流れている」と判定されたお客さまを抽出。そうすることで、DM発送停止ができ発送コストの削減、移転アナウンスからお客さまの新しい連絡先の確保をすることができます。
「個人情報流出が問題となっているなか、ジンテックの「顧客連絡先クリーニング」を活用することで、外部に個人情報を出すことなく、自社内で適切な処理が完了できる点は非常に利点が大きい」と小菅氏は評価しています。
導入効果
「毎月数十万件のバースデーDMを発送していますが、導入前は平均して10%以上の不着返戻がありました。「顧客連絡先クリーニング」を導入してからは、その件数が減少となり、郵送費が100万円以上削減できました。また、返戻DMのほぼすべてのお客さまに電話がつながり、移転先が判明。お客さまの連絡先をスムーズに変更できるようになりました。」と河面氏。
さらに、同サービスは、メガネの購入サイクルから同一店舗のみならず、引越し後の近隣店舗への案内によりお客さまの囲い込みとしても貢献しています。
今後ジンテックに期待すること
「いま、顧客情報として携帯電話の番号を登録する人が増えています。私たちは、今後お客さまへの効率的な連絡手段として、ショートメッセージサービスを検討しています。番号を変更されたお客さまにも、メガネのメンテナンス・完成連絡はもちろん、キャンペーン等をお知らせしたいので、誤送信を抑止するシステムには非常に魅力を感じています。今後は、携帯電話データベースの幅広い活用機会の創出をお願いしたいです。」と期待を伺わせました。
あとがき
適正なデータベースの維持はもちろん顧客情報を有効に活用したサービスで、パリミキ様の「お客さまの信用が一番大事である」という企業姿勢をより支援する方法を模索していきます。